第9話「回転防禦!!アステロイド・ベルト」はアステロイドベルトでヤマトとガミラス艦隊が交戦するお話。シュルツ司令とガンツがお亡くなりになっていました。

冥王星を出たヤマトは艦体の修理をしながら低速航行で進んでいました。損傷部分の修理が完了するにはまだ時間がかかるみたい。今、ガミラスの艦隊に遭遇するとヤマトの方が分が悪そうな感じでした...。その中、真田志郎には良い考えがあったみたいで、真田は沖田十三艦長に自主プランを出していました。

修理をしながら進むヤマトに一隻の謎の艦が0.5宇宙ノットで接近して来ます。更にヤマトの前にはアステロイドベルトが見えて来ます。艦体の損傷が大きく、砲撃を行う事が出来ないヤマトは敵から身を隠すためにアステロイドベルトへと入り込んでいました。

ヤマトを追跡していたガミラス軍勢はX24に集結します。でも、ガミラス艦体の数の多さを見たヤマトはアステロイドベルトの運行周期に乗って、更にメインエンジンをオフ。ヤマトはアステロイドベルトの中に上手く隠れ、ガミラスはヤマトを見失っていました。ヤマトはその間に修理を再開します。

真田志郎は沖田十三艦長にアステロイドシップ計画を提出...アステロイドシップ計画は艦長の許可を得て、真田志郎の指揮で実行に移されます。

ヤマトは最初に反重力感応機を発射して、ヤマトの回りにある沢山の岩石に反重力感応機を埋め込みます。そして反重力感応機を埋め困れた岩石はヤマトに引き寄せられるように集まって来て、ヤマトの艦体を覆っていました。無数の岩石を纏ったヤマトは岩の塊みたいになっていました。ヤマトにアステロイドベルトの岩石を装着させるのがアステロイドシップ計画みたい。ヤマトは再び修理作業を再開します。

一方、ヤマトを必死に探していたガミラスの艦隊はヤマトがアステロイドベルトにいると判断して探しに向かいます。そして、アステロイドベルトでヤマトを発見。でも、ヤマトを発見しても岩と見分けが付かなくて直ぐに見失っていました。

岩の塊と化しているヤマトは見分け難そうだったけど、ガミラスは何とかヤマトを見分け出して艦隊を向かわせます。

ガミラス艦隊はヤマトへと接近。射程に捉えてレーザー砲(ビーム砲じゃないの？)を発射します。ヤマトはガミラス艦隊の攻撃に対して応戦もせずにただ的になっているだけだったけど、ヤマトを覆っている岩石が鎧の役割を果たしてくれているお陰でヤマトはレーザー砲による致命的なダメージを受けずに済んでいました。身を隠すだけじゃなくて多少は防御としても役に立っているみたい。

でも、このまま一方的に攻撃を受けていたのではいずれは沈められてしまします。そこでヤマトは反重力感応機を作動させて岩石を操作。ヤマトを覆っていた岩石をヤマトから剥がし、ヤマトの周囲に環(アステロイドリング)を作り出していました。

このアステロイドリングはヤマトの周囲を周る環で、ブリッジの古代進の操作で自由に角度を変えて動かす事が出来るみたい。古代進は上手く敵のレーザーをアステロイドリングの回転防御に当てていました。真田志郎のアステロイドシップ計画は完全に成功したみたいでした。

ヤマトのアステロイドリングによる防御に対して、シュルツ司令は体当たりを決断。軍人としての死を選びます。

ガミラス艦隊はシュルツ司令の命令で艦体による体当たり攻撃を敢行...ヤマトを囲んで全艦突撃を開始します。ヤマトは円盤の回転を解除して艦体を身軽にし、体当たりを回避していました。

そして、正面から突っ込んで来たシュルツ司令の戦艦とはぶつかりそうになるものの...咄嗟にロケットアンカーを発射してシュルツ司令の戦艦にぶつける事でヤマトから逸らす事に成功。ヤマトから逸れたシュルツ司令の戦艦はアステロイドベルトの岩に激突して沈んでいました...。

ヤマトの修理は完了し、ガミラスの艦隊を振り切ったヤマトはアステロイドベルトを後にしていました。

地球の滅亡まであと338日です。

ガミラス星への帰還が許されないシュルツ司令は艦隊を率いてヤマトに決死の戦いを仕掛けていました。最後はヤマトに全艦隊で特攻を試みます。でも、ヤマトを仕留める事は出来ず、シュルツ司令とガンツの搭乗艦もアステロイドベルトの岩石にぶつかって沈んでいました。

シュルツ司令の最後の言葉は「デスラー総統万歳」でした...。

ガンツ以下のガミラスの軍人達はシュルツ司令の下した特攻の決断に異存は無かったみたい。これってシュルツ司令の人望なのかな？それともガミラスの軍人として当然の事なのかな？ガミラス星に帰るに帰れないって言う事情もあるとは思うけど。

古代はジュースを飲む時にストローを使わないみたい。

佐渡酒造曰く、宇宙でお酒を飲むのが風流らしいです。そのままだと飲めないので宇宙服の頭部上にある蓋を開けてそこからお酒を飲んでいました。

それを見た艦長は第十番惑星の成れの果てと言っていました。島によれば昔から太陽系には10個の惑星があって、それの事だと言っていました。

詳しくは分からないけど...アステロイドベルトの岩石に打ち込んで、その岩石を引き寄せたり、回転させたりする事が出来るみたいです。ヤマトからの発射時には発射した反重力感応機が飛び散って宇宙に花火が上がったみたいになります。

反重力感応機って本来は何に使うためのものなのかな？姫としては最初からアステロイドシップ計画のために作られた訳じゃないような気がするけど...。

ヤマトの中には農園があるみたいです。でも、ヤマト農園で取れたフレッシュトマトジュースはオレンジ色でした。トマトなのにオレンジ色...。