第24話「死闘!神よ、ガミラスのために泣け!!」の感想・レビュー

宇宙戦艦ヤマト 第24話「死闘!神よ、ガミラスのために泣け!!」

第24話「死闘!神よ、ガミラスのために泣け!!」はヤマトとの戦闘でガミラス星の文明が滅びるお話。

ガミラス星での決戦

2200年3月27日。デスラー総統の作戦に嵌ってガミラス星に誘い込まれたヤマトは硫酸の雨が降る嵐の中を進んでいました。下には濃硫酸海が待ち構え、上からは無数の爆雷攻撃...ヤマトは打つ手無しの状態で、でこのままでは沈むのをただ待っているようなものでした。そこで艦長代理の古代進は病気療養中の沖田十三艦長の下に行き、この状況を切り抜ける方法を相談します。

沖田十三艦長は古代進に海へ潜り、そしてヤマトが溶け切る前に鉱脈を探し出して波動砲で撃てと助言します。沖田十三艦長は海が硫酸性なのは地殻内部に硫酸性の火山脈があるためと推測していて、そこを撃ち抜いてガミラスの地上に対火山活動を誘発させる事で反撃の機会を掴む作戦みたいです。

ヤマトは古代進艦長代理の指示で潜水艦行動に入ります。濃硫酸の海に潜水したヤマトを見たデスラー総統はこれを万策尽きての自殺行為だと思ったみたい。追い討ちをかける手段も無いのか様子を見る事にしていました。

ヤマトはアナライザーを頼りに強酸性火山脈を探します。その間にもヤマトは溶けて行っていました。海底火山脈は中々見つからなかったけど、ヤマトが溶けてしまう限界の5分前にアナライザーが発見。直ぐに波動砲の準備を行い、海底火山脈に向けて発射...ヤマトから放たれた波動エネルギーは海底火山脈を撃ち抜いていました。そして沖田十三艦長の予測通りにガミラスの内部の地上では各火山が次々に噴火を始め、地上は濃硫酸のマグマに覆われて行きます。その光景を見たデスラー総統は気が狂ってしまったかのように笑い出していました。

ヤマトは溶け切る前に濃硫酸の海から浮上します。濃硫酸の海から生還したヤマトの姿を見たデスラー総統は外郭内側の天井都市の全ビルのミサイルをヤマトの頭上から発射するように指示...。これに対して思い留まるようにデスラー総統に願い出た副総統ヒスはデスラー総統にその場で拳銃によって撃ち殺されていました...。デスラー総統は大笑いしていた状態から比べると冷静さを取り戻しているように見えたけど、それは表面的なもので、行動を見るとまだ狂気に取り付かれたままみたい...。

ヤマトは天井都市からの大型ミサイルの攻撃に全砲門を開いて応戦...多くのミサイルを被弾して第三砲塔は大破していました。ヤマトが激しいミサイル攻撃に晒される中、古代進艦長代理は敵の心臓部へ突入する事を決断し、ヤマトを全速発進させます。ヤマトは襲いかかる大型ミサイルを避けたり迎撃したりしながら進んでいたけど、姫としては目指す心臓部のある場所をヤマトが分かって進んでいるのか見ていて不安でした。

ヤマトが進む中、ガミラスの大型ミサイルとヤマトの砲がガミラス星の地上、都市、柱、火山などに数多く着弾し、それによってガミラスの地上の建物は壊れ、火山活動は増し、一部では外郭を支えている柱が崩れて外郭の崩壊まで起こしていました。

ヤマトの進撃は続き、最後はガミラス総統のいる基地に主砲を撃ち込みます。ヤマトの主砲を受けた基地は崩壊し...デスラー総統は崩れる天井に押し潰されていました...。

ガミラス総統の基地を叩き、戦いは終わります。ヤマトの被害は大きく、艦内にはクルーの死骸が沢山転がっていました...。そしてヤマトと戦ったガミラスの被害は更に甚大で...変わり果てたガミラス星を目にした古代進はガミラス星が死んだと感じたみたい。森雪はその光景に涙していました。

この自業自得の悲劇に対して古代進は競争社会で育った人間故に起こってしまった結果だと感じ、それを嘆いていました。そして何も生まない戦いを悔い、自分達が行わなければならなかったのは戦う事ではなく愛し合う事だったと...思ったみたいです。古代進はこの悲しみを胸にイスカンダルへと向かう決意し、ヤマトはイスカンダルへと向かいガミラスを後にしていました。

多くの死者を出したヤマトだったけど、主要クルーは無事だったみたい。人類絶滅と言われる日まであと161日です。

デスラー総統

ヤマトの戦いに敗れ、最後は崩れてきた瓦礫の下敷きになっていました。はっきりと死亡が確認された訳じゃないけど、状況や表現の仕方から推測して死亡したと思った方がいいみたいです。

デスラー総統はヤマトを最後まで見下していた事が最大の敗因になったのかも知れません。でなければ本土決戦の前に...例えばヤマトが七色星団の戦いの後で大きく傷ついている状態の時に一気に叩いているはずです。

デスラー総統はたまに策士を気取っているところがあったけど、ヤマトが大きく傷ついている時に叩かずにいて、元気になって自分達の直ぐ近くまでやって来てから本土決戦に踏み切るなんて言うは姫には愚策にしか見えなかったです...。策士と言うよりもただの驕った人と言った方が良いかもしれません。

副総統ヒス

素直に敗戦を認めようとせずにヤマトに天井都市からのミサイル攻撃を加えようとしているデスラー総統に対して、ガミラスを傷つけてまで戦う事はガミラスの自殺行為であり行うべきではないと...。そしてヤマトとの話し合いによる和平、地球との共存の道を提案するけど...その場で撃ち殺していました。

森雪の手袋

宇宙服を着ている時の森雪の手袋は黒かったり灰色だったりとコロコロと色が変わっていました...。黒と灰色との手袋を素早く付け替えているのか、何らかの条件の下で黒や灰色に色が変化する手袋を身に付けているのか...それとも他に何か原因があのか...全ては不明です。

森雪の灰色の手袋

度々灰色に変わる森雪のグローブ...。

[画像引用元 : 宇宙戦艦ヤマト ©東北新社]

古代進の手袋

古代進は手袋を取り替える速さが人間離れしているとも言えるくらいに速いみたいです。ブリッジのシートに座る直前まで灰色の手袋だったのに座った瞬間に茶色の手袋に変わっていました...。

古代進の灰色の手袋

シートに座る寸前までは灰色のグローブを付けているが...。

[画像引用元 : 宇宙戦艦ヤマト ©東北新社]

古代進の茶色の手袋

シートに座った瞬間...茶色のグローブに変わる...。

[画像引用元 : 宇宙戦艦ヤマト ©東北新社]

ガミラス星の大気

ガミラス星の大気(多分、雨の事)と海の成分は硫酸に良く似た強酸性の液体で、どんな金属でも溶かすそうです。

隙間だらけのヘルメットを被った古代進と森雪がヤマトの艦外に出ていたのを見るとガミラスの大気は地球人でも呼吸出来るようです。前回のアナライザーの分析では亜硫酸ガスだったと思うけど...。

波動砲

海底火山に波動砲を打ち込む時に対閃光防御をしませんでした...海中だから大丈夫なのかな...。

オリオン座のアルファ星の時も対閃光防御無しで波動砲を撃っていたけど、今回は発射する瞬間に目をつぶる場面が描かれていました...。オリオン座のアルファせいの時にはそんな場面はなかったけど、でも、もしかするとオリオン座の時も目をつぶって対閃光防御を済ませた?のかも。

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