第21話「ドメル艦隊決死の挑戦状!!」の感想・レビュー

宇宙戦艦ヤマト 第21話「ドメル艦隊決死の挑戦状!!」

第21話「ドメル艦隊決死の挑戦状!!」はヤマトがドメル将軍の決闘を受けて七色星団へと向かうお話。

ヤマト

ヤマトは太陽圏を遠く離れ78000光年の地点を航行中。

ドメル将軍はガミラス星に召還され、軍法会議にかけられてバラン星での失敗の責任を問われていました。ドメル将軍は自分の作戦が悪くて失敗した訳ではなく、作戦の途中でゲールがデスラー総統に密告した事が原因だと弁明します。(...でも、このドメル将軍の弁明だと、確かに密告したのはゲール副指令だけど、その密告を受けて作戦を中止させたのはデスラー総統であり、それが原因でヤマトを沈め損ねた事は明らかなので、ドメルの主張は暗にデスラー総統の(部分的な)責任を示唆しているようにも聞こえます...。)しかし、バラン星の基地が失われた事を重く見てドメル将軍は死刑と言う事に。名将と言われていてもたった1つの失敗で死刑になるなんて...厳しいですね...。

ヒスが署名の必要な書類をデスラー総統の下に届けるとデスラー総統はそれを握り潰していました。デスラー総統はドメル将軍をただ処刑してしまうのではなく、ヤマトを沈めるためにドメル将軍に命を懸けての最後の決戦を挑ませる事の方が有効だと思ったみたい。ドメル将軍の死刑は取り消しになり、ドメル将軍は大マゼラン雲に入る前にヤマトを撃破せよとの命令を受けていました。

ヤマトではバラン星で手に入れたガミラスの様々な資料を分析...ガミラス人が地球の汚染状況を調べていた事から真田志郎はガミラス人が地球への移住を考えているのではと推測していました。

ガミラス星では瞬間物質移送器が作られていました。ドメル将軍はこの瞬間物質移送器で物質移送空間を作り艦上機でヤマトに急襲をかける作戦を考えているみたいです。更に、気がかりな波動砲に対してはドリルミサイルを用意していました。このドリルミサイルをヤマトの波動砲の発射口へと撃ち込み止めを刺すつもりみたい。ドメル将軍はヤマトとの決戦の準備を着々と進め、ゲール副指令にはヤマトに対しての挑戦状を送らせていました。

ゲール副指令の送った挑戦状はヤマトに届きます。挑戦状にはドメル将軍の映像が入っていて、ドメル将軍は沖田十三艦長に7日後に七色星団での決戦の申し出ていました。挑戦状を見たヤマトでは、古代進はいつもの如く戦いを受けたがり、真田志郎と島大介は反対...。最後は沖田十三艦長に判断によって挑戦を受ける事に決定していました。

七色星団でのヤマトとの決戦を控えてガミラス星には各戦線からの選抜された空挺団、第1空母、第2空母、第3空母、戦闘空母がドメル将軍の下に集結します。そしてデスラー総統からのお言葉をもらい、ドメル将軍率いる艦隊はガミラス星を出発していました。

ドメル将軍の考えではドメル艦隊は七色星団の暗黒星雲の外で待機してヤマトを待ち構える作戦みたいです。先ずは七色星団の発する電磁波がヤマトのレーダーを妨害...更に暗黒星雲の中を進んで来たところで第一次攻撃隊がヤマトのレーダーを叩き壊し...そこにドリルミサイルを撃ち込んで波動砲を封じ込めて、最後は内部から爆破する...。上手く進めばヤマトは手も足も出ないまま沈むようでした。

七色星団を目指すヤマトの艦内では沖田十三艦長が全員を展望室に集めて水杯を交わしていました。水杯は普通は生きて帰って来れない事を覚悟しての別れの杯なんだけど、この水杯は成功を祈っての杯だと言っていました。前向きな杯のようです。

その後、ヤマトは七色星団に到着。ドメル将軍の作戦通りにレーダーが利かなくなっていました。戦闘に入る前に次回へと続き、地球の滅亡まではあと215日です。

七色星団

七色発光星域(スペクトル星域)。七色混成発光星域とも言うみたいです。通称は七色星団。

七色星団は6つの星とガス状の暗黒星雲からなる混成星団で、それぞれの星がカリウム、ナトリウムなどそれぞれのスペクトルに発光しているそうです。ガス状の暗黒圏には黒色矮星が沢山あるみたい...。黒色矮星?黒くて小さい星の事かな?このガス星雲の中ではヤマトはレーダーが使えなくなるようです。

ドメル将軍は七色星団をヤマトとの決戦の場に選んでいました。他にもガルマリウスの三つ子星団やポジ星系の重力星の名前が出ていたけど、ガルマリウス三つ子星団は放射能嵐が強過ぎる、ポジ星系の重力星団は艦隊の隠れるところが無いと言う事で選ばれませんでした。

ドメル太陽系方面作戦司令長官

ドメル将軍は前回のバラン星での人工太陽作戦や今回の七色星団での決戦を見ると策士のようです。決闘と称して自分達が有利な作戦を展開出来る場所を選んでいました。地の利のある場所で罠を張って待ち構え、策の講じようの無いヤマトが無策で飛び込んで来るところを叩く...正々堂々とは言えないけど勝つ事を第一に考える人物みたいです。

ドメル将軍は上官の言う事に従えないゲールをまだ自分の部下に置いているみたいだったけど...策士なら内部の不安要素は取り除いておいた方が言いと思う...。

ドメル将軍は作戦が失敗に終わった時(ドリルミサイルが効かなかった時)は忠誠心が武器だと言っていました...。命を懸けてヤマトを沈めに行く覚悟のようです...。

ドメル艦隊

ヤマトとの決戦に挑むドメルの下には、第1空母、第2空母、第3空母、戦闘空母の四隻の空母が集まっていました。

第1空母は緑色の空母で、隊長さんはゲットー、ルビー戦線から。第2空母は紫色の空母で、隊長さんはバーガー、サファイア戦線から。第3空母は青色の空母で、隊長さんはクロイツ、ダイア戦線から。戦闘空母は赤い色の空母で、隊長さんはハイデルン、オメガ戦線からやって来たみたいです。

これにドメル将軍自身の乗り込む白い円盤状の艦、ドメル艦隊旗艦を含めた5隻の艦でヤマトとの決戦に臨むみたいです。ヤマトはたった1隻なのに...ドメル艦隊は5隻...決闘って一対一が基本だと思うんだけど...。

瞬間物質移送器とドリルミサイル

瞬間物質移送器とドリルミサイルはドメル将軍の作戦の中核のようです。聞いている限りではこれらが上手く働けばヤマトを難無く沈める事が出来そうな感じでした。

アナライザー

アナライザーが自らお酒を飲む(頭部にかける)場面がありました。アナライザーは第11話では佐渡酒造にお酒を勧められた時にロボットだからそんなものには興味が無いと言っていたけど...第16話では人間宣言(「僕は人間だ、やりたいと思った事はやる。」)をしていたから、別に自分からお酒を飲んでいても良いのかな?

オープニング

ヤマトのオープニングが第1話~第3話のスローテンポで始まるオープニングに戻っていました。絵で言うと第3話(ヤマトが夜に飛び立つ)以降の絵に歌詞の字幕がついた形なのかな。でも、字幕がアップテンポのみの時の字幕なのか...ズレていて歌と合っていませんでした...。

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