第22話「決戦!!七色星団の攻防戦!!」の感想・レビュー

宇宙戦艦ヤマト 第22話「決戦!!七色星団の攻防戦!!」

第22話「決戦!!七色星団の攻防戦!!」はヤマトとドメル艦隊が七色星団で戦うお話。

ヤマトとドメル艦隊

西暦2200年2月27日、ヤマトはドメル艦隊との決戦の場、七色星団(七色混成発光星域、スペクトル星域)に到着。ヤマトの到着を確認したドメル将軍は最初にコスモゼロをヤマトから引き離すために第1空母の隊長のゲットー率いるガミラスファイター隊を発進させます。物凄い数のガミラスファイターがヤマトに向かって発進していました。接近するガミラスの戦闘機隊を発見したヤマトは古代進の宇宙零戦(多分、これがコスモゼロ?)とブラックタイガー隊を出撃させます。

宇宙零戦・ブラックタイガー隊とガミラス戦闘機隊は戦闘に突入。それを確認したドメル将軍は第2空母から隊長のバーガー率いる急降下爆撃機隊を発進させます。そして第2空母から発進した急降下爆撃隊をドメル艦隊旗艦の前方の空間に集め、旗艦に装備されている瞬間物質移送器から急降下爆撃隊に向けてワープ光線を照射します。ワープ光線を浴びた爆撃機はドメル艦隊旗艦の前方の空間から次々に姿を消して行きました。姿を消した急降下爆撃隊はヤマトの真上に突如出現...ワープ光線を浴びてヤマトの頭上にワープしたみたいでした。

虚を突かれ、更に宇宙零戦・ブラックタイガー隊がガミラスファイター隊に誘き出されていた事もあって、ヤマトはほとんど無防備に近い状態で急降下爆撃機の爆撃に晒されていました。沖田十三艦長は急いで古代進の戦闘機隊を呼び戻します。宇宙零戦・ブラックタイガー隊がガミラスファイター隊の追撃を中止してヤマトの守りに戻ると急降下爆撃隊は早々に引き上げ出し、宇宙零戦・ブラックタイガー隊は今度はそれを追撃。ヤマトは艦体に大きなダメージを負い、煙を出していました。

急降下爆撃隊が宇宙零戦・ブラックタイガー隊を引き付けているのを確認したドメルは第3空母から雷撃隊を発進させます。雷撃隊はドメル艦隊旗艦の瞬間物質移送器を使って宇宙零戦・ブラックタイガー隊のいない反対側、ヤマトの守りの手薄なところにまたもワープ...ヤマトの周りに次々と出現して雷撃を浴びせていました。ヤマトはいくつもの雷撃を被弾し、古代進の部隊に戻るように指示。ヤマトは第一砲塔損傷...艦体は更に大きなダメージを負っていました。

ドリルミサイル発射

ドメル将軍は傷付いたヤマトにドリルミサイルを撃ち込むために戦闘空母から隊長ハイデルンの乗る重爆撃機(ドリルミサイル搭載機)を発進させます。そしてエネルギーの残りが少ない宇宙零戦・ブラックタイガー隊がエネルギー補充のためヤマトに着艦するのを確認してから瞬間物質移送器を使って重爆撃機をヤマトの前方へとワープさせます。重爆撃機は空間を飛び越えヤマトの前方に姿を現し、波動砲の発射口を目掛けてドリルミサイルを発射...ドリルミサイルはドメル将軍の作戦通りに波動砲の発射口に撃ち込まれていました。

波動砲の発射口に打ち込まれたドリルミサイルはその場では爆発せずに、回転を始めます。そして発射口の奥、ヤマトの内部へと侵入して行きます。ヤマトの内部まで到達してそこで爆発を起こすつもりみたい。

ドリルミサイルは僅かな時間でヤマトのエンジンルームにまで到達。ヤマトでは真田志郎とアナライザーがエンジンルームへと向かいドリルミサイルの対処に当たります。2人は動力源を探るためにドリルミサイルの頭部からドリルミサイルの内部、動力室へと入って行きます。ドリルミサイルの回転を逆転させてヤマト内部から追い出すつもりみたい。ドリルミサイルの爆発までは後15分でした...。姫としてはこの15分が何のための時間なのか分からないんだけど...ガミラス側から見れば明らかに無駄な時間のような気がします...。

ドメル艦隊は波動砲を塞がれたヤマトに対して自らトドメを刺すために全艦発進します。そしてヤマトを射程に捉える位置にまでやって来て、砲撃を開始。波動砲の使えない状態のヤマトは主砲で反撃するけど...被弾して第2砲塔まで破壊されていました。

ヤマトが敵艦隊の砲撃に晒される中、ヤマトの内部では真田志郎がドリルミサイルを逆回転させるための回路を突き止めます。真田志郎とアナライザーはドリルミサイルの逆回転に成功。爆発までの残り30秒のところでした。逆転を始めたドリルミサイルは即時にヤマトから出て行きます。そしてそのままドメル艦隊へと向かって飛んで行き、戦闘空母に激突して爆発...その後、艦体同士の衝突や爆発の飛び火で四隻の空母は次々に沈んでいました...。ドメル艦隊はドメル将軍の乗る旗艦1隻を残して全滅していました。姫にはどうしてドメル艦体が全艦揃ってヤマトの前に姿を現したのかが分からないんだけど...ドリルミサイルが失敗した時の事を考えての行動なのかな?でも、ドリルミサイルが失敗した時はヤマトの波動砲の良い的になるような気がするけど...ヤマトの前方であんなに1箇所で固まっていたら...。今回は逆回転したドリルミサイルがたまたま激突して、たまたま4隻の空母が沈んでいたけど、そうじゃなかったら波動砲で一掃だったと思う...。

ドメルの自爆

1隻だけになったドメル艦はヤマトに向かって進撃します。体当たりを敢行するつもりみたいでした。ヤマトは全速で逃げるけど、追いかけて来るドメル艦に後ろに付かれ...暗黒星雲の中へと逃げ込みます。ヤマトを追いかけ暗黒星雲に入ったドメル艦はヤマトに向かって爆雷を投下。ガミラス艦のレーダーはちゃんと利くみたいで、爆雷は確りとヤマトを捉えていました。逆にヤマトはレーダーが壊れていてガミラス艦の位置が掴めないでいました。

ドメル艦による爆雷投下は上手く行っていたけど、このままではヤマトにトドメを指す事が出来ないと感じたドメル将軍は爆雷投下を中止。そして自爆装置をセットするようにゲール副指令に指示していました。

ドメル艦はヤマトの下方より接近。その時、ヤマトのレーダーの修理が完了するけど、時既に遅く...ドメル艦はヤマトの直ぐ真下に来ていて、ヤマトはドメル艦に取り付かれていました。そしてヤマトの第一艦橋のスクリーンにはドメル将軍の姿が映し出されます。ドメル将軍は最後に沖田十三艦長に挨拶がしたかったみたいです。沖田十三艦長はドメル将軍にイスカンダルへ行かせてくれとお願いしますが、ドメル将軍はそれを断ります。そして自爆を敢行...ドメル艦は大爆発を起こし、ヤマトの艦底に大きな穴が開いていました...。

それでもヤマトは沈みませんでした。ドメル艦隊との一連の戦闘で大きな損傷をいくつも負っていて、更に最後にはドメル艦の大爆発に巻き込まれたのに...普通なら沈んでいても可笑しくないところだと思うけど...信じられなほどの耐久力です...。でも、艦体の被害は甚大で、まともに航行出来るようになるためにはかなり時間がかかりそう...ワープもしばらくは無理なんじゃないかな...。これでイスカダルへの旅のスケジュールに大きな遅れが出るのは間違いないと思います...。もしかしたらこの傷が原因でイスカンダルまで辿り着けなくなるかも...それくらいの被害を負っているように見えました。

最後はヤマトの生き残ったクルー達で死者を宇宙葬式に出していました。そう言えば、今回は地球の滅亡までの日数の字幕も言葉もありませんでした。

ゲットー、ハイデルン、バーガー、ハイデルン

第1空母の隊長さんはゲットー、第2空母の隊長さんはバーガー、戦闘空母の隊長さんはハイデルンは登場したけど、第3空母の隊長さんはクロイツは登場しなかったような気がします...。はっきりと登場しなかっただけで、多分、第3空母隊を率いていたんだと思うけど...。

ガミラスファイター

ガミラスファイターは緑色の機体だけかと思ったら青っぽい色の機体もあるようです。戦闘能力に差があるのかどうかは不明です。

色違いのガミラスファイター

青っぽい色をしたガミラスファイター。

[画像引用元 : 宇宙戦艦ヤマト ©東北新社]

オープニングとエンディング

オープニングは「宇宙戦艦ヤマト」のタイトルは出るけど、オープニング主題歌「宇宙戦艦ヤマト」は流れませんでした。

エンディングは通常なら「真赤なスカーフ」が流れるんだけど、第22話はいつもオープニングで流れている曲「宇宙戦艦ヤマト」が流れていました。曲はスローテンポから始まる方の曲で、字幕は無し、画はヤマトが地上から起き上がる場面がありませんでした。あと、スローテンポで始まる曲に付いていた「海面から飛び立つ時の効果音」がありませんでした。

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