第5話「浮遊大陸脱出!!危機を呼ぶ波動砲!!」の感想・レビュー

宇宙戦艦ヤマト 第5話「浮遊大陸脱出!!危機を呼ぶ波動砲!!」

第5話「浮遊大陸脱出!!危機を呼ぶ波動砲!!」は木星の引力に引かれて木星の浮遊大陸に不時着したヤマトが木星からの脱出を図るお話。浮遊大陸にあったガミラスの基地を波動砲で大陸ごと吹き飛ばします。

木星に引き込まれる

前回着陸した火星から飛び立っていたヤマトは、木星方面へと航行する中、突如、艦体に異常振動が発生。原因はエンジン関係のトラブルで、エネルギー伝導管に障害が起こったみたいでした。

ヤマトがエンジンにトラブルを抱える中、目の前には木星が見えて来ます。そして推進力不足のヤマトは木星の重力に捕らえられて、木星のメタンの雲(海と言った方が適切らしいです)引き込まれて行きました。

木星の浮遊大陸

木星のメタンの雲の中へ落ちて行ったヤマトの前に未確認飛行物体が迫って来ます。それは浮遊大陸でした。

浮遊大陸はほぼオーストラリアほどの大きさらしく、木星のメタンの海をある軌道に沿って回遊しているそうです。ヤマトはエネルギー伝導管の修理のために浮遊大陸へと着陸していました。

冥王星のガミラス前線基地ではヤマトが木星の浮遊大陸に着陸した情報を掴みます。ヤマトの着陸した木星の浮遊大陸にも同じくガミラスの前線基地があるみたいで、冥王星前線基地のシュルツ司令官から木星の浮遊大陸前線基地へとヤマト偵察の命令が出され、命令を受けた木星の浮遊大陸前線基地はヤマト偵察のために偵察機を発進させていました。

敵偵察機の動きを捉えたヤマトは古代進の宇宙零戦を発進させます。偵察機と接触した古代進の宇宙零戦は敵機と交戦。戦闘中に被弾して森の中に墜落しそうになるけど何とか持ち堪え、上昇した後は敵機の後ろを取って見事に撃墜していました。

波動砲で浮遊大陸を破壊

木星の浮遊大陸のガミラス前線基地はヤマトに対して雨のようなミサイル攻撃を行います。

一方、伝導管の修理が完了したヤマトは波動エンジンの運転を開始し、浮遊大陸の動く速度を利用して離陸に成功。自艦に迫るミサイルをぎりぎりのところで避けていました。

ヤマト離陸後、ミサイル発射地点が浮遊大陸内である事が判明します。ヤマトは一旦離陸に集中し、その後、浮遊大陸の軌道に乗って浮遊大陸を後ろか追いかけます。そして浮遊大陸のガミラスのミサイル基地を叩くために距離10万キロまで近づいたところで波動砲を発射。ヤマトの艦首から放たれた波動砲は凄まじい閃光と威力で浮遊大陸を襲い、一撃の内に浮遊大陸を破壊していました。

ヤマトは波動砲の発射で一時的に推進力を失うけど、再び波動エンジンに火を入れて木星の引力圏を脱出していました。

人類滅亡まで、あと361日。

波動砲

波動砲は波動エンジンのエネルギーをそのまま利用しているみたいです。このエネルギーは1つの小宇宙に匹敵する強大なものだと言っていました...。

波動砲は波動砲内部に波動エンジンのエネルギーをためて一気に発射する仕組みになっていて、波動砲の発射後は波動エンジン内はエネルギーが零になるためヤマトの推進力は一時的に失われるみたいです。

波動砲発射のトリガーは古代進が握っていました。

木星

木星の雲の中って姫が思ってたよりも穏やかでした...。物凄い早い速度の風が吹いているイメージがあったんだけど...。

アナライザーの解析によると木星の浮遊大陸は大気中に水蒸気が多く、視界は2メートル、メタンは67パーセント、炭酸ガス21パーセントとの事でした。木星はメタンの含有率は地球よりは多い筈だけど...いくら何でも67パーセントって言う数値は多過ぎるんじゃないかな?炭酸ガス(二酸化炭素)の21パーセントもどこから来た数字なんだろう?もう姫の知っている木星とは全然違っていて...何だかとっても恐ろしいです...。

浮遊大陸には樹、シダ、その他の植物が生い茂っていたけど、あれってメタンを吸って育っているのかな?

ガンツ

光の速度を越える事に成功したヤマトに対して、それが地球の科学力では考えられない事らしく、ガミラスのガンツは「どこかの星からの援助があったのでしょうか?」って言ってたんだけど...ガミラスはヤマトがイスカンダルへと向かう事を知ってるんだから、可能性の1つとして「もしかしたらイスカンダルからの技術提供があったのかも?」って思っても良いような気が...。案外、イスカンダルって盲点なの?ガミラス星の直ぐ側にあるのに...。

デスラー勲章

ヤマトを撃沈したらデスラー勲章ものらしいです。デスラーがガミラスの総統なのは分かるけど、でも、デスラー勲章がどれくらい凄いのかは分かり難いかも...。

徳川彦佐衛門

徳川彦佐衛門のおヒゲは基本的には白みたいなんだけど、そのおヒゲがなぜか黒くなっている場面がありました。光の加減なのかな...。おヒゲの色が違うと印象が全然違って見えて、一瞬「誰だろ?」って思っちゃいました...。黒ヒゲの徳川彦佐衛門はちょっと悪人っぽくも見えて怖いかも...。

白ヒゲの徳川彦佐衛門

いつもの白いヒゲの徳川彦佐衛門。

[画像引用元 : 宇宙戦艦ヤマト ©東北新社]

黒ヒゲの徳川彦佐衛門

次のカットでは黒いヒゲに...。

[画像引用元 : 宇宙戦艦ヤマト ©東北新社]

真田志郎と真田佐助

第3話のエンディングでは「青野 武」と言う人が声を当てているキャラクターは「真田佐助」だったんだけど、第5話のエンディングを見ると「真田志郎」の声を当てているのも同じ「青野 武」である事が判明しました。

第3話では本編には「真田志郎」は出ていたけど「真田佐助」はどこにいたのか分かりません。エンディングにその名前があっただけです。でも声を当てている人が同じと言う事は...もしかすると「真田佐助」と「真田志郎」は同一キャラクター?第3話の本編にあった「真田志郎」が正解で、エンディングの「真田佐助」と言う表記が間違っていただけなのかな?それとも「真田佐助」と「真田志郎」が別にいて、同じ人が声を当てているだけ?気になります。

ガミラス偵察機と宇宙零戦

ガミラスの偵察機と古代進の乗る宇宙零戦は木星の重力圏でも難なく自由に飛行していました。確か木星は地球の2倍以上の重力があるはずなのに...凄いですね。ガミラスは地球よりも科学が進んでみるみたいだからまだ分かるけど。もしかして木星の大気は地球よりも大きな揚力が得られるようになっているのかな?ちょっと気になります。

宇宙戦艦ヤマト

波動エンジンにトラブルを抱えたヤマトは木星の重力に引き寄せられいたけど、もしかしたら補助エンジンだけでも木星に捕まらないで済んだんじゃないかな?ヤマトが地球にいた時に補助エンジンだけでもフワリと浮遊していて重力問題を解決しているように見えたけど...。地球の倍以上ある木星の重力だと無理なのかな?それとも浮かぶ事が出来るのは地表に近いところだけ?そうじゃなかったら補助エンジンも使えない状態になっていたのかな?

主題歌「宇宙戦艦ヤマト」に歌詞の字幕

この第5話からオープニング曲に歌詞の字幕が入りました。字幕を見るとカタカナは「ヤマト」と「イスカンダル」だけ、漢字は「戦艦」と「銀河」だけで、後は全部平仮名でした。でも、どうして「戦艦」と「銀河」だけが漢字なのかが不思議です。それとエンディングの「真赤なスカーフ」には今まで通り歌詞の字幕がありませんでした。なぜオープニングだけ?それもちょっと不思議かも...。

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