第5話「ミロガンダの秘密(グリーンモンス登場)」の感想・レビュー

ウルトラマン 第5話「ミロガンダの秘密(グリーンモンス登場)」

第5話「ミロガンダの秘密(グリーンモンス登場)」はウルトラマンがグリーンモンスと戦うお話。

怪事件発生

新聞記者、地質学者が次々に窒息する事件が起こり、2人の死因を調べた結果、特殊な事件として警視庁から科学特捜隊に調査の以来が入ります。

イデ隊員、アラシ隊員はビートルに乗って大諸高原へと向かいます。3年前に変死したヤマダ博士の事件が今回の事件と非常に似ていると言う事で調べに行くみたい。ヤマダ博士は植物の品種改良で有名な人で、大諸高原に研究所があるみたいでした。一方のムラマツキャップとハヤタ隊員は科学特捜隊の車に乗って怪事件事故現場へと向かいました。

ムラマツキャップとハヤタ隊員は第一の事件現場、コバヤシ記者の事故現場に到着。現場はガード下で、車のスリップ跡がありました。スリップした後には緑色の物質が残っていて、車の窓にも緑色の物質が付着していました。

アラシ隊員とイデ隊員はヤマダ博士の研究所に到着。研究所の中は温室になっていて植物園みたいな感じでした。ヤマダ博士は最近は(と言っても3年以上前の事だと思うけど)調査団長としてオイリス島から持って来た綺麗な花を品種改良する研究をしていたそうです。そのオイリス島から持って来たと言う綺麗な花は研究所から消えていました...。

アラシ隊員は科学特捜隊本部に連絡を入れてオイリス島の資料を求めます。オイリス島の調査団は5名。そこにはコバヤシ記者、マツオ博士(多分、第二事件の地質学者)も入っていました。そして科学特捜隊の電子頭脳の回答によると残る2人は動物学のサカイ博士とカメラマンのハマグチ・セツコと言う人物のようです。

ムラマツキャップとハヤタ隊員は第2の事件現場、地質学者が変死した現場と思われる場所にやって来ていました。そこでも第1の事件現場にあったのと同じ緑の物質を発見します。それはカタツムリの歩いた後に残る物質と同じで、乾くとキラキラするみたい。イワモト博士の話によると緑色の物質はムチンと言う粘液質と葉緑素から出来ているようで、ムチンは動物性の物質、葉緑素は植物のものとの事でした。地質学者の部屋を調査していたムラマツキャップの下にはサカイ博士が襲われた連絡が入っていました...オイリス島調査団の4人目の死亡者のようです。

イワモト博士の研究室のようなところにアラシ隊員とイデ隊員がやって来ていて、謎の緑色の物質を調べた結果を聞くと、緑の物質にはクロロフィルと言う植物由来の物質が入っているようでした。しかも、多くの放射能も検出されているそうです。それとオイリス島からヤマダ博士たちが持って来た綺麗な花、その写真をイワモト博士に見せたところ「ミロガンダ」と言う名前のようでした。アラシ隊員は放射線を当てられた事でミロガンダの花が突然変異を起こしたのではないかと推測していました。

ハマグチ・セツコのボディーガード

科学特捜隊の隊員達は本部に戻り、次に狙われそうな人物であるカメラマンのハマグチ・セツコのところへと向かいます。

ハマグチ・セツコの家に到着し、ハマグチ・セツコに事情を聞くと、オイリス島で道に迷った時にコバヤシ記者が海岸で綺麗な水を見つけ、その地帯でミロガンダを発見したそうです。

その近くには食虫食物もあって、ハマグチ・セツコはその食虫植物に脚を抱え込まれたみたいでした。食虫植物はミロガンダと同じ河の流れに沿って生えていたらしく、ハヤタ隊員の推理では問題は水との事でした。その推理を纏めると...オイリス島は火山帯であり、ミロガンダはオイリス川にだけ含まれているケイ素を吸収して生きていた、そしてヤマダ博士は持って帰ったミロガンダにガンマ線を浴びせた、すると放射能の影響で世代が戻ってしまって、幼年期の姿(ハマグチ・セツコを襲った食虫植物、タイトルから察するにこれが「グリーンモンス」だと思われます)になった...と言う事です。放射能を浴びるとなぜ世代が戻るのかの説明は全くありませんでした...言っている事の意味は全く分かりませんが、とにかく「放射能を浴びせると世代が戻る」ようです...。

科学特捜隊はそのままハマグチ・セツコのガードマンとして残ります。その夜は何事も無かったけど、夜が明け、外を巡回中のアラシ隊員がグリーンモンスに遭遇。緑色の霧をかけられて、その後、抱きつかれていました。そこにハヤタ隊員やイデ隊員が駆けつけて、みんなでスーパーガンで攻撃するとグリーンモンスは近くの水の中へと落ちて行っていました...。

巨大グリーンモンス出現

本部に戻っていた科学特捜隊の下に丸の内で怪物が出現したとの情報が入ります。ムラマツキャップ、ハヤタ隊員、イデ隊員、アラシ隊員の4人は直ちに現場に向かっていました。

科学特捜隊の隊員達が丸の内に到着すると、巨大化したグリーンモンスが暴れてビルを破壊していました。このグリーンモンスに対してアラシ隊員が切り込んで行きます。そして、スパイダーを火炎放射に切り替えて火炎攻撃を加えるけど、グリーンモンスの緑の霧を受けて...逆に自分が弱っていました...。

ウルトラマン対グリーンモンス

ハヤタ隊員が助けに行くとアラシ隊員はグッタリしていました。そのアラシ隊員を移動させてから、ハヤタ隊員はウルトラマンに変身。グリーンモンスと対決します。

グリーンモンスはそれほど強いようには見えなかったけど、ウルトラマンはグリーンモンスの出す緑色の霧を受けて苦しみ、倒れて這いつくばっていました。力を振り絞って立ち上がってもフラフラして再び転倒...。巨大化したグリーンモンスの緑色の霧は凄い毒性を持っているみたい...。

カラータイマーが転倒していて時間の無いウルトラマンは起き上がり、出が悪いながらも何とかスペシウム光線を放ってグリーンモンスを攻撃。スペシウム光線を受けたグリーンモンスは燃えていました...。最初から使えば良いのに...スペシウム光線...。

グリーンモンスの残骸は風に舞い、ウルトラマンは飛び去っていました。イデ隊員はハヤタ隊員がいない事を気にしているみたいでした。いつか気が付かれちゃうかも...。

第一の事件

新聞記者コバヤシは自動車事故の後、緑色のサボテンっぽい怪獣に襲われて緑の霧をかけられていました。その後、窒息死したみたいです。

第二の事件

地質学者のマツオ博士は家に侵入して来た怪獣と思われる生き物にコバヤシ記者と同じように霧をかけられ襲われていました。その後、窒息死したみたいです。

ヤマダ博士

ヤマダ博士。57歳。植物学の権威で植物の品種改良で有名な人みたい。80キロの巨大なスイカを作った事もあるそうです。食糧不足に備えて巨大にんじんなどを作っていました。品種改良には放射線を使っていました。

イワモト博士

イワモト博士はスーパーガンを受けたグリーンモンスがそれくらいで参るのか、スーパーガンが逆効果となって益々強大になって生きているのではないかと心配していたけど、その心配は実際に当たっていて...情報の少ない状態で得たいの知れない相手に対して行った臆測にしては的確だったので姫としては少し驚きました...でも、科学者としては根拠の薄い発言のように思います。それともあの状況でちゃんとした科学的な根拠があったのかな...そうは考え難いけど...。

スペシウム光線

ウルトラマンは今回スペシウム光線の出が悪かったみたいけど...どうしたんだろう...調子が悪いのかな...。

スパイダー

スパイダーは光線攻撃の他に火炎放射攻撃に切り替える事も出来るみたいです。

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