第2話「侵略者を撃て(バルタン星人登場)」の感想・レビュー

ウルトラマン 第2話「侵略者を撃て(バルタン星人登場)」

第2話「侵略者を撃て(バルタン星人登場)」はウルトラマンがバルタン星人と戦うお話。

科学センターにバルタン星人が出現

真夜中の科学特捜隊に防衛基地からの連絡が入ります。東京上空に強力な電波を発する物体が飛来したため警戒していたけど、その電波が突如消えたと言う事でした。

パトロール中のハヤタ隊員は防衛基地に急行。防衛基地のハヤタ隊員が科学特捜隊の本部に伝えた情報では謎の電波が消えた位置は北緯35度43分、東経139度38分...東京のど真ん中だそうです。更にパリ本部からの情報では現在人工衛星を打ち上げている国は世界中どこにも無く、人工衛星でもないみたいでした。

その後、防衛基地の電子頭脳の計算によって詳しい位置が判明します。謎の電波が消えた場所は科学センターのある御殿山でした。早朝、アラシ隊員が科学特捜隊本部から車で、隠れて車に乗り込んでいたホシノ君と一緒に、御殿山の科学センターへと向かいます。アラシ隊員の車は科学センターに到着。アラシ隊員は科学センターへと入って行き、ホシノ君は車でお留守番...本部との連絡の担当にされていました。

アラシ隊員が科学センターに入ると警備員さんが動かずに止まったままの状態になっていました。そしてアラシ隊員のネクタイに付いている丸い玉が点滅...科学センターには異常な電波が出ているみたいでした。ネクタイの丸い玉は異常な電波を探知するものなのかな...?アラシ隊員は無線でホシノ君を通じて科学センターの異変を科学特捜隊本部に伝えていました。異常な電波は出ているみたいだけど無線は大丈夫みたい。

科学特捜隊に連絡を入れた後、アラシ隊員は銃を構えながら慎重に上の階へと向かいます。そこに人間と同じ大きさの怪獣が現れます。どうやらタイトルにあった「バルタン星人」のようです。バルタン星人は2体いて、突然消えたり、突然現れたり、2体から1体になったりしていました。アラシ隊員を撹乱しているつもりなのかな?大きなハサミ型の手から赤い謎の光線をアラシ隊員に浴びせ、赤い謎の光線を受けたアラシ隊員は警備員さんと同じように動きが止まっていました...。

科学センターにはハヤタ隊員と防衛軍が到着します。防衛軍の人が科学センターの中を歩くと、途中にいる科学センターの人達はみんな動きが止まっていました。そして防衛軍の人達もバルタン星人と遭遇して同じように動きを止められていました...。

科学センターの中でハヤタ隊員はアラシ隊員を発見します。そしてアラシ隊員を見つけたハヤタ隊員の前にバルタン星人が現れ、ハヤタ隊員はレーザー銃でバルタン星人を攻撃...。レーザー銃の攻撃は全く効いていないみたいけど、レーザーを受けたバルタン星人はハヤタ隊員の前から姿を消していました。

防衛会議

防衛軍とハヤタ隊員はバルタン星人がウロウロしている科学センターから一旦退却。その後、バルタン星人対策を目的とした防衛会議が開かれました。

会議は情報不足と言う事もあってか中々良い結論が出せないでいました。そこで会議に出席していたムラマツキャップがバルタン星人との話し合いを提案するけど...偉そうな人達に頭ごなしに反対されていました...。偉そうな人達は何だか良く分からないものに対しては徹底的に戦い討ち滅ぼさないと気が済まないみたい...。最終的にはバルタン星人の宇宙船の場所を掴み、そこに最新兵器核ミサイル「はげたか」を撃ち込むつもりでいるみたいでした...。未知の宇宙人と同じくらい恐ろしいです...。

ムラマツキャップはバルタン星人に「はげたか」が効かない可能性も考えるようにと言うけど...偉そうな人達はみんな根拠も無く「はげたか」は大丈夫だと考えているみたいでした。攻撃的で楽観的な人達みたい...ちょっと羨ましいかも...。

ムラマツキャップは続けてバルタン星人の欲しいものを知り、与えられるものであれば与えて帰ってもらう事を提案します。攻撃的で退く事を嫌う偉い人達には、当然、反対されれるけど、でも他にこれと言って確実な方法が無いためムラマツキャップの「話し合い案」は一応採用されていました...。

バルタン星人との話し合い

夜。宇宙人と話し合う任務を与えられたイデ隊員は御殿山の科学センターへと向かいます。イデ隊員は宇宙語が得意らしく、松村キャップ案を進める上での中核になっていました。イデ隊員を使ってバルタン星人との話し合いを試みる一方で、万が一の時のために「はげたか」の発射準備も進められていたんだけど...姫としては何に向かって核兵器を撃つのかが疑問でした。まさか話し合いが決裂した場合に科学センターに撃ち込むつもりなのかな...。宇宙船の位置を掴んで撃ち込むにしても科学センターの周辺(謎の電波が消えた位置)に撃ち込む事になると思うけど...。

科学センターにはイデ隊員とハヤタ隊員が到着。イデ隊員はスパイダーと言う攻撃兵器を手に持ち、科学センターの中へと入って行きます。ハヤタ隊員の話だとバルタン星人の1体目は囮で、2人目が本物らしいです。そしてイデ隊員はこの2体目と話し合う予定みたい。

科学センターの中を進みながらイデ隊員が宇宙語を口にするとイデ隊員の前にバルタン星人が現れます。バルタン星人は残像を残しながら移動してイデ隊員を撹乱(?)し、その後、1体になり、イデ隊員の後ろを取ってイデ隊員を押して屋上へと連れて行きます。そして突然姿を消していました。

屋上に連れて来られたイデ隊員の前にバルタン星人の攻撃を受けて動けなくなっていたはずのアラシ隊員が現れます。そしてアラシ隊員はイデ隊員に向かって「君の宇宙語は分かり難い」と言います。イデ隊員の宇宙語が分かり難く、地球人の言葉を使って話すためにアラシ隊員の身体(脳髄)を借りたみたい。そこにハヤタ隊員が現れ、緊張していたイデ隊員の代わりにアラシ隊員(バルタン星人)と話し始めていました。

ハヤタ隊員がバルタン星人に地球へやって来た目的を聞くと、自分達の星「バルタン」はある発狂した科学者の核実験が元で爆発し、宇宙旅行中だった自分達は帰る場所を失い、仕方無く生存可能な星を求めて地球近くまで来たところ宇宙船の重力バランスが狂い、その修理のために地球へと立ち寄った...と言う事でした。科学センターに着陸したのは、ここに重力バランスに必要なダイオードがあったからだそうです。ハヤタが警備員やアラシ隊員の生命を奪った事について聞くと、バルタン星人は生命が何かと言う事を分からないみたいでした...警備員やアラシ隊員を動けなくした事に悪意は無いって言う事みたい...。

ハヤタ隊員がバルタン星人にこれから何をするつもりかと聞くと、バルタン星人は我々の旅は終わったと言い出します。それは地球が自分達にとって住み良いところになるだろうから...と言う事です。バルタン星人は地球に住もうとしているみたいでした...。

ハヤタはバルタン星人が地球の風俗習慣に馴染み法律を守るなら不可能ではないと言い、仲間が何名いるかと聞くと、バルタン星人は20億人3000万ほどだと答えていました...。その仲間達は、空に目に見えない宇宙船があって、その宇宙船の中でバクテリアとおなじくらいの大きさになって眠っているそうです...。科学センターをウロウロしていた一体だけがノーマルだと言っていました。

ハヤタ隊員は、バルタン星人の人数が多過ぎたのか、バルタン星人に火星に住む事を提案します。でも、火星にはバルタン星人達の嫌いな何かがあって...それが何かは秘密で教えてくれなかったけど、とにかくそのせいで火星には住めないみたい。ハヤタ隊員との話は終わり、バルタン星人はすっかり地球をもらうつもりでいるみたいでした。

バルタン星人の巨大化

今までバルタン星人に操られていたアラシは突然力が抜けたようにグッタリとし、ハヤタ隊員とイデ隊員の前にはバルタン星人が現れます。そのバルタン星人をハヤタ隊員が攻撃するけど...バルタン星人は姿を消し...次に現れた時には科学センターの前で巨大化していました...。

巨大なバルタン星人を目にしたイデ隊員は逃げ、アラシ隊員も気が付いたのかイデ隊員と一緒に避難します。ハヤタ隊員は逃げなかったけど、バルタン星人のハサミ(手)でサラッと撫でられて...ウルトラマンに変身する前に転がされていました...。

巨大化したバルタン星人に対して防衛軍は即時に核ミサイル「はげたか」を発射...「はげたか」はバルタン星人に命中するけど、全く爆発力の無いミサイルでした...。それでも「はげたか」が命中したバルタン星人は倒れていました。でも、倒れた固体からは新たな固体が浮かび上がり、倒れた個体から離れ、バルタン星人の本体になっていました。脱皮とは違うと思うけど、もしかしたら似たようなものなのかも...。奇妙な復活をしたバルタン星人はハサミ(手)から火花と煙のようなものを出してビルを燃やし飛び去って行きました。ビルは外部から攻撃を受けたのになぜか内部から燃えていました...。その後、バルタン星人は飛びながら周囲のビルに攻撃を加えて燃やしていました。

巨大化したバルタン星人に転がされて気を失っていたハヤタ隊員は気が付きます。そして転がされた時に手から離れたベータカプセルを取ろうとするけど...上手く取れずにビルの下へと落としていました...。ハヤタ隊員の落としたベータカプセルはビルの途中の階の窓に引っかかっていて、ハヤタ隊員はそれを取ってウルトラマンに変身するために覚悟を決めてビルから飛び降ります。そして上手くベータカプセルを取り、ウルトラマンに変身。命懸けの変身に成功していました。

ウルトラマン対バルタン星人

ウルトラマンは空を飛びバルタン星人の後を追いかけます。そして追いついて空中で格闘...バルタン星人の左手を損壊させていました。左手を損壊させられたバルタン星人は逆にウルトラマンを追いかけるけど、ウルトラマンは空を飛んで逃げ、着地。そして下腕部で十字を形成してそこから光線を出します。その光線を受けたバルタン星人は燃えて落下していました。

バルタン星人が秘密にしていた苦手な物質はスペシウムで、ウルトラマンの出した光線こそがスペシウム光線だったみたいです。ムラマツキャップの話によるとスペシウムは火星にあるけど地球にはないみたい...。

バルタン星人を倒したウルトラマンは空中へと向けて目から光線を出します。空の空間にその光線が当てられるとそこに宇宙船が現れ、ウルトラマンはその宇宙船を押して空を飛び、どこかへと持ち去っていました。そしてウルトラマンの飛び去った海の向こうでは大きな丸い光が現れ、爆発した時のような音が起こっていました。

科学特捜隊

ウルトラマンとバルタン星人の戦闘の終了後、アラシ隊員は元に戻っていました。ハヤタ隊員はビルの屋上でバルタン星人と話していた時にバルタン星人がアラシ隊員の生命を奪ったような事を言ってたけど、違ったみたい。

イデ隊員はハヤタがビルから落下するところを見ていて、ハヤタ隊員がウルトラマンなのではと疑ったみたいだったけど、ハヤタ隊員がウルトラマンが現れて助けてくれ事にするとそれで納得していたみたいでした。

ホシノ君

ホシノ君は科学特捜隊の基地に出入りしたり、隊員と行動を共にしたりしていたけど...一体何者なんだろう?

核ミサイル「はげたか」

防衛軍はバルタン星人に対して核ミサイル「はげたか」を使用していたけど...バルタン星人の周囲にはいくつもの建物があったのに防衛軍は全く迷いもせずに「はげたか」の使用に踏み切っていました...恐ろしい世の中です...。

「はげたか」は核ミサイルと言う割には大きな爆発も爆風もキノコ雲も全く見られませんでした...。本当に核ミサイルなのかどうか...疑問です...。

科特隊

「科学特捜隊」は略して「科特隊」と言うみたいです。

バルタン星人の声

バルタン星人は「フォッフォッフォッフォ」と声を出します。変わっているけど...笑い声?なのかな...。

バルタン星人に動きを止められた人々

バルタン星人の光線を受けて静止していた人達は実際には僅かに動いていたけど...これは「完全に動きが固まっているものとして見る」のが正しい見方なのかな...。

流星のバッジ

科学特捜隊が襟につけている流星のような形をしたバッジは無線になっているようです。アンテナを伸ばす事で無線として機能するようでした。

イデ隊員

イデ隊員は宇宙語に詳しいようです。今までは本当の宇宙人と喋った事は無いみたいだったけど、今回、バルタン星人を相手に宇宙語を披露していました。(アラシ隊員の身体を乗っ取った状態の)バルタン星人には「君の宇宙語は分かり難い」と言われていたけど、一応は通じるみたいです...。

寝る前に羊を数える

イデ隊員とアラシ隊員は眠れない時には羊を数える人みたいです。イデ隊員は羊を12524匹以上数えても眠れないみたいだったけど...効果が無いのかも...。

話の始まり方

今回のお話はイデ隊員の右目のアザの話から始まっていました。しかも、なぜか視聴者に語りかける形だったんだけど...姫はこう言うの(視聴者に語りかける形)は嫌いです...。

イデ隊員が視聴者に語りかけた後、話は38時間前の真夜中から遡って行ったけど、結局、イデ隊員の右目のアザはバルタン星人を倒して帰って来た後、二階建てベッドの二階から落ちて顔面を強打した時に出来たものでした...。どうして事件にほとんど関係のない右目のアザの話から切り出したんだろう...変な話の入り方です...。

スペシウム光線

ウルトラマンは身体(両手)からスペシウム光線と言う光線を出していました。スペシウムはバルタン星人の苦手な物質で、核ミサイルを撃ち込まれても死なないバルタン星人を一撃で倒していました。

スペシウムは火星にはあるけど地球には無い物質みたいです。

M240惑星

バルタン星人は地球の事を「M240惑星」と呼んでいました。

世界の人口

この時代の世界の人口は22億人のようです。今と比べると凄く少ないです...。

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