第3話「科特隊出撃せよ(ネロンガ登場)」の感想・レビュー

ウルトラマン 第3話「科特隊出撃せよ(ネロンガ登場)」

第3話「科特隊出撃せよ(ネロンガ登場)」はウルトラマンが透明怪獣ネロンガと戦うお話。

古井戸の奇妙な音

アキコ隊員とホシノ君は恐ろしい音が聞こると言う井戸の調査に来ていました。井戸はお城の井戸になっていて、そのため岬までの抜け道になっているそうです。

ホシノ君が懐中電灯を片手に井戸へと入って行くと、中は真っ暗。外ではアキコ隊員と案内してくれた警察官は問題の奇妙な音を耳にします。でも、ホシノ君が言うには、井戸の中のどこかに隙間があって、そこを風が通る時に奇妙な音がなるみたい。

ホシノ君は井戸の中を進み、そこで大きな目を目撃します。その直後、井戸は大きく揺れ出していました。そして地表でも大きな揺れが起こり、怪獣が出現。怪獣出現場所の側にあった山崩れと怪獣によって倒壊していました...。

その後、ホシノ君は心配して中に入ったアキコ隊員が保護。井戸を進むと塩水を見つけ、波の音も聞こえて来ていました。海が近くにあるみたい。

科学特捜隊出動

科学特捜隊には山崩れで発電所が崩れた情報が入っていました。関東地方に地震は無く、怪獣を見たとの情報があったそうです。ハヤタ隊員は同発電所の近くのお城の井戸をフジ隊員とホシノ君が調査に行った事を気にしていました。そのフジ隊員は呼び出すけど応答無し...科学特捜隊はフジ隊員が山崩れに巻き込まれたかも知れないと考え、ビートルで発進していました。

ムラマツキャップとハヤタ隊員は発電所に到着。怪獣の発電所の人のに話を聞いて情報を集めていました。発電所の人の話では怪獣は直ぐにフワーッと消えて行くように姿が見えなくなったそうです。そして発電所は時々異常に出力が落ちる事があって、怪獣が電気を吸っていたのではないかと言う事でした。

ムラマツキャップとハヤタ隊員の下にアラシ隊員が合流。フジ隊員とホシノ君が無事だと言う情報が入ります。2人は海岸で保護されていました。そう言えば、アラシ隊員が乗っていた科学特捜隊の車ってどこにあったんだろう?フジ隊員が乗って来ていた車なのかな?

科学特捜隊はホテルオームロで合流。フジ隊員から情報を聞いていました。すると、突然、ホテルが停電して、そこにイワ送電所(伊和市にあるようなので「伊和送電所」になるのかな)での送電事故の連絡が入ります。場所が近いと言う事でハヤタ隊員とアラシ隊員は車で送電所へ移動。ムラマツキャップはビートルでもう一度水力発電所へ向かっていました。

到着したハヤタ隊員とアラシ隊員が送電所の人に情報を聞くと故障箇所は無いと言っていました。そこにネロンガが現れます。ネロンガは透明、半透明、そしてはっきりとした姿になって送電所を破壊していました。アラシ隊員はレーザー銃でネロンガを攻撃するけど大きな効果は無く、逆にネロンガの角から出された光線を浴びて倒れていました。でも、死んではいないみたい。アラシ隊員はハヤタに肩を借りて立っていました...ネロンガの角から出る光線はそんなに強くないみたい...。

その後、ネロンガは角(送電所の人は触角と呼んでいました)を使って送電所の電気を吸い取っていました。ハヤタ隊員の話ではネロンガは電気を吸うと姿を現すみたいです。電気を吸い取った後、ネロンガは半透明から透明になり姿を消していました。

ネロンガ対策

科学特捜隊の隊員達は本部に帰ってネロンガ対策を考えます。そして同市郊外(広げられていた地図には「伊和市」とありました)に第三火力発電所があることから、ネロンガは今度はそこを襲うと予測をします。第三火力発電所は東京・関東地方の60パーセントの電力を供給していて、止める訳には行かない大事な火力発電所のようでした。

ネロンガが出現するかも知れないと言う事で、第三火力発電所の付近の住人には避難命令が出されます。そして防衛隊には発電所の周囲を固めるように指示し、科学特捜隊は全員でビートルに乗り込んで第三発電所に向かいます。ビートルにはスパイダーを手に持ったホシノ君も隠れて乗り込んでいました...。

第三発電所に科学特捜隊が到着。発電所の周りは熱線砲、ロケット砲を中心とする火器部隊を配備し、ネロンガの出現を待ちます。ホシノ君はビートルに乗り込んでいたのがばれたみたいで、アラシ隊員とアキコ隊員に探されていました。よく分からないけどホシノ君はネロンガに仕返しするつもりみたいです...。

科学特捜隊と防衛軍がネロンガを待っていると、ハヤタ隊員の持っている何だかよく分からない探知機のような機械に反応が出ます。ネロンガが近くにいると言う事みたいです...。防衛軍は先手を打って攻撃に出ます。ネロンガの姿は見えないけど戦車、ロケット砲、熱線砲を撃ち込んでいました。攻撃はネロンガに当たっているみたいで、ネロンガは攻撃を受けた時だけ薄っすらと姿を現していました。

ネロンガは集中砲火を受けて、一時、おとなしくなるけど、その後、姿をはっきりと現します。そして角からの光線で発電所を攻撃...発電所は爆発していました。その後もネロンガは暴れて発電所の施設を次々と破壊して行き、発電所はボロボロに...。科学特捜隊と防衛軍は、打つ手が無いのか、暴れるネロンガをただ見ているだけでした...。

科学特捜隊と防衛軍が何もしない中、ホシノ君はスパイダーを手にネロンガを攻撃します。スパイダーの攻撃はネロンガの顔に当たり、ネロンガは倒れていました。ネロンガは直ぐに立ち上がるけど...ホシノ君の持っているスパイダーは数発でエネルギー切れ...ネロンガは再び発電所の破壊を始めていました...。

スパイダーのエネルギーが切れたホシノ君はネロンガから逃げ出します。ホシノ君は逃げる最中に転倒して、倒れていたところをアラシ隊員とハヤタ隊員に無事保護されていました。

ウルトラマン対ネロンガ

アラシ隊員とハヤタ隊員に保護されたホシノ君は意識が朦朧としている中でウルトラマンにネロンガをやっつけて欲しいと頼んでいました。その言葉を聞いたハヤタ隊員はホシノ君をアラシ隊員に任せて1人でネロンガの前まで走って行き、変身。怪獣ネロンガの前にウルトラマンが現れていました。姫はこれはいくら何でもアラシ隊員に正体がばれるのでは、もしくは疑いを持たれるのではと思ったんだけど...アラシ隊員は全く気が付かなかったみたいでした...。

ネロンガはウルトラマンに対して角から光線を出すけどウルトラマンには全然効果がありませんでした...。人間1人殺せない光線なので仕方が無いのですが...。その後、ウルトラマンとネロンガは格闘戦に入ります。しばらくするとウルトラマンのカラータイマーが点滅...。ウルトラマンは残り時間が少ないみたいだったけど、その後もネロンガとの格闘を続けます。そしてネロンガが弱ったところを持ち上げて地面へと叩きつけ、動かなくなったネロンガにスペシウム光線を浴びせてネロンガを倒していました。スペシウム光線を受けたネロンガは大爆発をしていました。

ネロンガを倒したウルトラマンは空の彼方へと飛び去って行きました。ウルトラマンが飛び去った後、イデ隊員は何かを疑っているようでした。何を疑っているのかははっきり口にしなかったけど、ウルトラマンが現れてからハヤタ隊員の姿が無い事を疑っているのかな...。最後は科学特捜隊の隊員達とホシノ君を乗せたビートルが夕日の中を飛んで帰っていました。

太陽エネルギー

ウルトラマンを支える太陽エネルギーは地球上では急激に消耗するらしいです。そして太陽エネルギーが残り少なくなるとカラータイマーが点滅を始めて、カラータイマーが消えるとウルトラマンは力を失い二度と立ち上がれなくなってしまうみたいでした...。それまでの間に怪獣を倒さなければいけないと言う事のようです。

透明怪獣ネロンガ

ネロンガは電気を吸い取る怪獣で、触覚を使って電気を吸い取っているみたいでした。

アラシ隊員の推測では...ネロンガは今までは井戸の中で大人しくしていたけど、2年前に地下ケーブルが出来、何かのきっかけで電気をエネルギーに変える事を覚え、電気を食べ過ぎて体が巨大になり、井戸が狭くなり外へ出た...との事です。

井戸には、昔、ネロンガと言う怪物が住んでいて侍によって退治されたと言う話が残っていて、その話からホシノ君は怪獣をネロンガと命名していたけど、今回現れた怪獣はその侍に退治されたネロンガと同じ固体なのかな?

アキコ隊員が言うには姿が見えたり見えなかったりするのは電子イオンの働きかも知れないそうです。

アラシ隊員はネロンガの事を「透明怪獣」と表現していました。

第三火力発電所の出力

第三火力発電所の出力は1日に2000万キロワットアワー...東京関東地方の60パーセントを供給しているみたいです。

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