第4話「大爆発五秒前(海底原人ラゴン登場)」の感想・レビュー

ウルトラマン 第4話「大爆発五秒前(海底原人ラゴン登場)」

第4話「大爆発五秒前(海底原人ラゴン登場)」はウルトラマンが海底原人ラゴンと戦うお話。

ロケット事故発生

木星開発用の原子爆弾6個を宇宙ステーションへ輸送する任務のロケットが空中爆発を起こして太平洋上へ落下する事故が起こります。この事故でロケットに積まれていた6個の原子爆弾は太平洋に散らばり、その内の1個は日本海溝5000メートルの深海で爆発。残り5個の内の4個は発見したけど、最後の1つが見つからないようでした。

発見した4個の原子爆弾は引き上げられたけど全て安全装置が外れていたそうです。安全装置が外れた原子爆弾はショックを与えるとパイロットランプが点いて20秒後に爆発をするみたい。残りの1個も安全装置が外れた状態だと予測され、もし、この原始爆弾が東京で爆発したら関東地方は一瞬にして全て灰になるとムラマツキャップは言っていました。バルタン星人の時に街中で核ミサイル「はげたか」を2発も使っておいて...今更何を心配しているのか姫には分からないけど...。

怪獣ラゴン出現

海では怪獣ラゴンが出現...巡視船を襲い、沈めていました。ラゴンの左肩辺りには原子爆弾が引っかかっていました。行方不明の最後の原子爆弾のようです。

科学特捜隊には原子爆弾の捜索中に沈没した巡視船が沈み、その生存者が国立病院に送られて来たと言う情報が入ります。生存者が何かを見たとウワゴトを言っているらしく、ハヤタ隊員は確認のために世田谷の国立病院へ向かうと、生存者は「白い航跡」、「怪物」、「原爆があった」と分かり易いウワゴトを繰り返していました。

ハヤタ隊員がその情報を科学特捜隊に報告すると、ちょうどアメリカ航路の旅客機から海上に白い航跡を見たとの報告が入っていました。そして、その白い航跡は巡視船沈没地点から100キロ(多分、メートル)日本本土寄りを北北東に向かって進んでいるようでした。本土を目指してそのまま進むと千葉の野島崎辺りに来るらしく、ハヤタ隊員は今度は千葉へと向かいます。

葉山マリーナ

フジ・アキコ隊員は科学特捜隊入隊以来一度も休んだ事が無いみたいで、ムラマツキャップから特別休暇が与えられていました。そしてその休暇を利用してホシノ・イサム君と葉山マリーナに一泊旅行に来ていました。

アキコ隊員とイサム君は、恐らく葉山マリーナで知り合った、ミチコと言う女の子のお母さんに頼まれてミチコを預かっていました。そしてレストランで3人で食事をしている時にミチコがアキコ隊員の胸のバッジを撫でるとバッジのアンテナが伸び、偶然にも科学特捜隊の通信を拾います。通信の内容は白い航跡の情報でした。するとアキコ隊員達のいるホテルの外には白い航跡が...。アキコ隊員はそれを科学特捜隊本部に連絡。アラシ隊員がジェットビートルで葉山マリーナへと発進していました。

葉山マリーナへと向かったアラシ隊員は白い航跡を発見。ハヤタ隊員も科学特捜隊本部からの連絡を受けて三浦半島、葉山マリーナへと向かいます。フェリーボート「とうきょう丸」に乗って移動していました。

葉山マリーナでは眠たくなったミチコを部屋のベッドに寝かせたアキコ隊員がホテルの人達を避難させていました。その途中、葉山マリーナには海底原人ラゴンが現れます...。ミチコを部屋で寝かせたまま忘れていたアキコ隊員とイサム君はホテル内に戻ります。そしてミチコのいる部屋に入ると...ミチコの部屋がちょうどラゴンに襲われているところでした。アキコ隊員とイサム君はミチコを確保してラゴンから逃げます。アキコ隊員、イサム君、ミチコはホテルの外に出た後もラゴンに追われ、3人は裏山へと逃げ込んで行きました...。

港に着いたハヤタ隊員はフェリーボートで運んだと思われる科学特捜隊の車で葉山マリーナへと向かいます。ハヤタ隊員を待つアラシ隊員のジェットビートルは何とか海底原人ラゴンを引き付けていたけど、原爆が爆発させる訳にも行かず、スーパーガンを撃てない状態のようでした。そう言えば...ハヤタ隊員は科学特捜隊の本部から原爆を絶対奪い返すように指示を受けていたけど...ハヤタ隊員が駆けつけたところで怪獣相手に人間1人では無理な注文だと思う...。ウルトラマンじゃないんだから...(ウルトラマンだけど)。

その後、ハヤタ隊員は葉山マリーナに到着。海底原人ラゴンはアキコ隊員、イサム君、ミチコの3人を追いかけていて、アラシ隊員のジェットビートルは手を出す事も出来ずに上空をウロウロしてるだけでした。そしてラゴンの口から出した光線に捉まってジェットビートルは撃墜され、アラシ隊員はパラシュートで脱出していました。

科学特捜隊本部ではイデ隊員がラゴンは音楽が好きだと言う事を思い出し、本部から自衛官に連絡して海上自衛隊に音楽放送を行うように指示します。でも、海自艦の船が音楽を流すとラゴンは暴れ出してしまい...音楽は直ぐに中止されていました...。イデ隊員は「ラゴンはあんなに音楽好きだったのに」と不思議がっていたけど、ムラマツキャップの話では放射能のため音楽好きな本能も帰巣本能も狂ってしまったと言う事でした...。

海底原人ラゴンはジェットビートルからパラシュートで脱出したアラシ隊員をジーッと眺めていました。それに気が付いたのかホシノ君はラゴンの視界に飛び出してラゴンを自分の方に引き付けようとします。ラゴンはホシノ君の思惑通りにホシノ君を追い始めるけど、ホシノ君は逃げている内に斜面を背負い、逃げ場をなくして斜面から転げ落ちていました...。

ウルトラマン対海底原人ラゴン

ハヤタ隊員はここでウルトラマンに変身。最初にラゴンの身体に引っかかっていた原爆を取り除きます。そしてそれを手に持った状態で戦いを続けるけど、ラゴンと戦っている最中に原爆を手から離して落としてしまっていました。

ウルトラマンの手から離れた原爆は木の枝に引っかかり、その後、ラゴンの脚に当たって山の斜面を転がり落ちて行き、斜面の下で停止。斜面を転がり落ちた原爆は赤いタイマーが点灯していました。落下後の衝撃で原爆に爆発のスイッチが入ったみたい...。原爆爆発まであと20秒...。

原爆爆発までの時間が無い中、ウルトラマンはラゴンにスペシウム光線を浴びせてこれを倒し、急いで原爆を掴んで空へと飛び立ちます。爆発は後10秒...。ウルトラマンはそのまま宇宙まで飛んで行き、原爆は地球から離れた宇宙空間で爆発していました。ウルトラマンのお陰で地球の大気内での原爆の爆発は回避出来たみたいでした。

ウルトラマンが原爆を持って飛び去った後、ハヤタ隊員がアラシ隊員やアキコ隊員達の前に姿を現します。みんなはウルトラマンが死んだんじゃないかと心配していたけど、ハヤタ隊員はウルトラマンは不死身だと答えていました。ハヤタ隊員(本人)が死んでないって言うんだから間違いないのかな...。

ウルトラマン

ウルトラマンは10秒以内に地球から宇宙空間まで飛んで行く事が出来るみたいです。空を飛ぶ速度はマッハ5だったはずなのに...。

アキコ隊員は旅行に行くみたい。フジ隊員は入隊以来一度も休んだ事が無い。ムラマツからの特別休暇。葉山マリーナに一泊。ホシノ君(イサム)と一緒みたい。

ラゴン

ラゴンは日本海溝に住む海底原人。身長は30メートル。元々は大きくなかったみたいなんだけど、ムラマツキャップの話では爆発した原爆の放射能によって突然変異を起こして30メートルの大きさになったみたい。

ラゴンは本来は音楽好きだったみたいだけど、ムラマツキャップによるとそれも放射能の影響によって狂ってしまったみたいです。海上自衛隊の流した音楽を聞くと暴れ出していました。イデ隊員が「ラゴンはあんなに音楽好きだったのに」と言うくらいなので、よっぽど音楽が好きだったんだと思うけど...ちょっと可哀想...。

ムラマツキャップの話によるとラゴンは帰巣本能も放射能によって狂ってしまったみたいです。だから海底に帰らずに千葉に上陸したのかな。

皮膚はそれほど硬くないみたいで、ホシノ君の投げたナイフが当たった時には少し痛そうにしていました。

ホシノ・イサム

ホシノ君はイサムと言う名前のようです。

放射能

原爆の放射能はラゴンの体長を30メートルにし、更にラゴンの音楽好きな本能も帰巣本能も狂わせたようでした。姫の知っている放射能とはかなり違うけど...放射能って恐ろしいですね...。

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