第1話「ウルトラ作戦第一号(宇宙怪獣ベムラー登場)」の感想・レビュー

ウルトラマン 第1話「ウルトラ作戦第一号(宇宙怪獣ベムラー登場)」

第1話「ウルトラ作戦第一号(宇宙怪獣ベムラー登場)」はウルトラマンが宇宙怪獣ベムラーと戦うお話。

青い玉と赤い玉

ある夜、宇宙から地球の竜ヶ森上空に赤と青の玉が飛来します...。付近を飛行機で飛んでいた科学特捜隊のハヤタ隊員がこの内の青い玉を発見。ハヤタ隊員は科学特捜隊本部へ未確認飛行物体の発見を報告した後、その正体を確認するために青い玉の追跡に当たっていました。

ハヤタ隊員の追う青い玉は森の中の湖の上空で止まると湖の中へゆっくりと潜って行きました。一方、青い玉を追っていたハヤタ隊員は...青い玉を追っている最中に空中で赤い玉と激突...乗っていた飛行機は赤い玉と一緒に森へと落ち、爆発炎上していました...。

森でキャンプをしていた人達の通報で駆けつけた埼玉県警の警邏隊から科学特捜隊本部に報告が入り、科学特捜隊本部では確認のためにハヤタ隊員に連絡を取ろうとするけど...応答は全く無く...ハヤタの安否を確認するために隊員達は出動します。

M78星雲の宇宙人

埼玉県警の警邏隊や森でキャンプをしていた人達が飛行機の墜落現場に行くと、そこにはハヤタ隊員が寝ていました。ハヤタ隊員の身体はみんなの見ている前で浮かび上がり、赤い玉に包まれて更に上昇...。赤玉の中で寝ているハヤタ隊員の前にはM78星雲の宇宙人と名乗る人型の姿が浮かび上がっていました。

M78星雲の宇宙人はベムラーを宇宙の墓場に運ぶ途中にベムラーに逃げ出され、それを追って地球へと来たようです。M78星雲の宇宙人は衝突事故の事をハヤタ隊員に謝っていました。そしてその代わり自分の命をハヤタにあげようと言い出します。それによってM78星雲の宇宙人とハヤタは一心同体になるみたい...。

M78星雲の宇宙人は地球の平和の為に働きたいと言ってハヤタ隊員にベータカプセルを渡し、困った時にはそれを使うように言います。ハヤタ隊員がベータカプセルを使うどうなるのかを聞くとM78星雲の宇宙人は気持ちの悪い声で笑い、心配する事は無いとだけ伝えます。そしてハヤタ隊員を包んでいた赤い玉はなぜか不必要に空中で爆発していました...。

飛行機の墜落現場にはハヤタ隊員の同僚達が駆けつけます。現場には赤い玉の爆発で倒れた警官とキャンパー達がいて、墜落して炎上しているハヤタ隊員のビートル(飛行機)がありました。科学特捜隊の人はハヤタの事を全く探す素振りも見せず、目の前で燃えるビートルをただ見ているだけなのに、ハヤタ隊員の死体が見当たらないのが変だと言い出します。そして科学特捜隊の人達はその場にいたみんなにも協力してもらいハヤタ隊員を探す事に...。森の中で今もなお炎上中のビートルの消化活動もしないまま...。

科学特捜隊以下、みんなで夜通し探していたみたいだけど、ハヤタ隊員は朝になっても見つからないでいました...。

ベムラー登場

湖からは、突然、水が吹き上がり、怪獣ベムラーが湖面に姿を現します。その場に居合わせた科学特捜隊の3人は直ちにレーザー銃のようなものでベムラーを攻撃。レーザー銃を受けたベムラーは湖の中へと潜って行きました。レーザー銃が痛かったのかな...姫の目にはあんまり効いているようには見えなかったけど...。

科学特捜隊本部に残っていたアキコ隊員の下にはハヤタ隊員から連絡が入ります。ハヤタ隊員はアキコ隊員に特殊潜航艇S16号を竜ヶ森のYマークまで回すように指示し、アキコ隊員はビートルで特殊潜航艇S16号を湖へと運んでいました。湖に到着したアキコ隊員は現場にいる3人の科学特捜隊隊員にハヤタ隊員からの指示でやって来た事を告げ、着水して特殊潜航艇S16号を水面へと置きます。そこにハヤタ隊員の乗ったボートが近づいて来ます。

ムラマツキャップの下にはボートに向かうハヤタ隊員から連絡が入ります。ハヤタ隊員は湖底で眠っているベムラーを倒すために特殊潜航艇S16号で湖底に潜るのでベムラーが湖面に飛び出したところをビートルで倒すようにと告げ、ムラマツキャップはそれを了解...2人の部下の隊員と共にアキコ隊員のビートルに乗り込んでいました。

ウルトラ作戦第一号開始

ハヤタ隊員の特殊潜航艇S16号は潜水してベムラーの探索を開始し、しばらくしてベムラーを発見。ウルトラ作戦第一号を開始します。

特殊潜航艇S16号は水中ミサイルを発射...それがベムラーを捉えるとベムラーは計算通りに湖面へと浮上します。そのベムラーを上空で待機していたビートルがミサイル攻撃。ミサイルを受けたベムラーは再び湖の中に身を隠します。湖の中に潜ったベムラーを再び特殊潜航艇S16号が攻撃するとベムラーは再浮上。ビートルのミサイル攻撃を受けるとまた潜り、特殊潜航艇S16号の攻撃を受けると3度目の浮上していました...。

ウルトラマン登場

ベムラーはミサイルを受ける度に浮いたり沈んだりを繰り返していて、このままだとキリがなさそうだったけど、ベムラーは怒ったのか3度目の浮上で口から怪しい光線を出してビートルを攻撃します。そしてビートルへの攻撃が外れると今度は水の中に潜り、特殊潜航艇S16号を口で咥え、そのまま浮上して陸地へと向か出だしていました。

特殊潜航艇S16号を咥えたベムラーに対してビートルは攻撃を加えます。この攻撃がベムラーに当たり、ベムラーの口に咥えられていた特殊潜航艇S16号はベムラーの口から離れて森の中に落下していました。ベムラーは森の中に落ちた特殊潜航艇S16号に向かって口から光線を出します。これによって辺り一面は燃え、特殊潜航艇S16号は炎に包まれ、更にベムラーが特殊潜航艇S16号へと近づいて来たため、ハヤタ隊員は特殊潜航艇S16号の外に出ます。そして直ぐにベータカプセルを右手に持って掲げます。するとハヤタ隊員はM78星雲の宇宙人の姿に変身...M78星雲の宇宙人は姫が思っていたよりもずっと身長が高くて怪獣と同じくらいの高さがありました。

M78星雲の宇宙人とベムラーは陸で海での格闘戦を始めます。そして、しばらく戦うとM78星雲の宇宙人の胸にある玉が赤く点滅し始めます。科学特捜隊の隊員が言うにはこの点滅は危険信号のようなものらしいです。胸の玉の点滅は早くなって行っていました。そして最後にはエネルギーが切れるみたいです。残り時間が少ないって事なのかな...。M87星雲はその後もベムラーと格闘戦を行い、ベムラーを叩いて、弱らせて、海に沈めていました。

ベムラーが沈んだ湖からは玉が上昇して来ます。M78星雲の宇宙人は両手を交差させて下腕部で十字型を作り、そこからベムラーと思われる玉に向かって光線を出し、その光線を受けた玉は爆発...。ベムラーを葬ったようでした。そしてベムラーを倒したM78星雲の宇宙人は空へと飛んで行きました。

ウルトラマン対ベムラー

科学特捜隊の隊員達はハヤタ隊員の事を心配して森の中に落下していた特殊潜航艇S16号の下に向かいます。そこにハヤタ隊員の姿はなかったけど、向こうからハヤタ隊員が駆け寄って来て科学特捜隊の隊員達はハヤタ隊員と無事に再開していました。

ハヤタ隊員は仲間に自分を助けてくれたのはあの宇宙人だと説明します。ハヤタは同僚に宇宙人の名前を聞かれた時に「無い」と答え、M78星雲の宇宙人には名前が無いみたいでした。でも、これから呼ぶのに名前が無いと困るのか、ハヤタ隊員はその場で「じゃあ、ウルトラマンってのはどうだ」とM78星雲の宇宙人の名前を決めていました。

M78星雲の宇宙人ウルトラマンはベムラーを倒した後に飛び去って行ったため、アキコ隊員はウルトラマンどこかへ行ってしまったのではないかと質問するけど、ハヤタ隊員はウルトラマンは自分の宇宙船が爆発してどこへも帰れなくなったと説明していました。ハヤタ隊員は自分がウルトラマンだと言う事は科学特捜隊のみんなには秘密みたいです。

怪獣もいなくなり、ハヤタ隊員を無事に回収した科学特捜隊の人達はビートルに乗って飛んで行きました。特殊潜航艇S16号の残骸の回収はしてなかったみたいだけど、後でちゃんとするのかな...。

科学特捜隊

ハヤタ隊員達の所属している組織はパリに本部を置く国際科学警察機構の日本支部、科学特捜隊と言うところのようです。

科学特捜隊は怪事件や異変を専門に捜査する組織で、宇宙からのあらゆる侵略から地球を防衛する重大な任務を持っているそうです。5人の隊員で構成されているようなんだけど、任務の重大さの割には少人数のように感じます...。

科学特捜隊は怪事件や異変を専門に操作する組織なのに最初はハヤタの見た赤い玉の事を信じていないようでした...。

科学特捜隊隊員

科学特捜隊の隊員達はベムラーと戦うウルトラマンを応援していたけど、得体の知れない相手(ウルトラマン)をベムラーと戦っていると言うだけで応援するなんて...少し楽観過ぎると思います。もしかしたらベムラーを倒した後、ベムラー以上の力で自分達に襲い掛かってくるかも知れないのに...そうはならなかったから良かったけど...危機感が薄いかも...。

ビートル

科学特捜隊の飛行機はビートルと言うようです。

ビートルには三角形のビートルとそうではないビートルがあるみたいです。ハヤタ隊員の乗っていたビートルは三角型ビートルでアキコ隊員が湖に乗って来たビートルは非三角型ビートルでした。

ハヤタ隊員の乗っていた三角ビートルはマッハ2の速度で飛んでいた青い光を放つ球体を追跡出来る性能があり、マッハ2以上の速度が出せるもの思われます。

ウルトラマン

M78星雲からやって来た宇宙人のようです。ベムラーを追跡している中でハヤタ隊員のビートルに衝突する事故を起こし、ハヤタ隊員の命を救うためにハヤタ隊員と一心同体になっていました。以後、地球の平和の為に働くつもりのようです。

ハヤタ隊員がベータカプセルを使う事で変身出来るみたいです。

ウルトラマンは「強力なエネルギーであらゆる敵を粉砕する不死身の男」との事でした。マッハ5の速度で空を飛ぶ事が出来ます。

ベムラー

ベムラーは宇宙の平和を乱す悪魔のような怪獣...と言われていました。でも、今回は宇宙の長旅で疲れていたみたいです...。

ホシノ君

科学特捜隊の本部にはホシノと言う少年がいました。宇宙の脅威から地球を防衛する重大な任務を持った組織の内部にどうしてあんな少年がいたのか不思議です...。

オープニング

「ウルトラマン」と言うタイトルが出る前に「ウルトラQ」と出てました...姫には何の事なのか全く分からないです...。

あと、「ウルトラマン」は「空想特撮シリーズ」らしいです。

オープニング曲

姫としてはオープニングに流れる曲の中の歌詞...「光の国から僕らのために来たぞ我らのウルトラマン」と「光の国から正義のために来たぞ我らのウルトラマン」...が少し気になりました。ウルトラマンが地球にやって来たのは宇宙の墓場に運ぶ途中のベムラーが逃げてその後を追って来たからで、地球の平和の為に働きたいって言い出したのもハヤタ隊員のビートルと衝突事故を起こした後に自分が原因で傷ついたハヤタ隊員の命を救うためにハヤタ隊員と一心同体になる必要性があった上での事...「僕らのため」に来た訳でも「正義のため」に来た訳でもないような気がします...。

TOPへ